ウィークエンド、大雪の変電所。エアコンやファンヒータ、バス・トイレまでもが 電気頼みの現代社会。雪に閉ざされた時、停電は命取りと言わんばかりに 他を圧倒して熱を発していました。
駐輪場のネットワークカメラ。同じ温度範囲で比較していることを示すため にカラーバー表示(5~20℃)を付しています。通電されていので熱エネルギ ーを放射しているもの(上)、作動していると思われないもの(下)があります。 このようにサーモカメラは、2次元サーモセンサ(マイクロボロメータ)が物体 からの熱エネルギーを画像データにしてモニタなどに表示します。 赤外線サーモグラフィやサーマルビデオシステムなどは、その画像データを 温度解析ができるようステファン-ボルツマンの公式 E = ε σ T^4 により 熱エネルギー E(joul)⇒ 温度 T (°K) に変換したり、結果としての熱エネル ギーがどのようなパラメタやファクタに起因するかなどを分析することができ る機能(サブトラクション、TID・・・Time Interval Difference、トレンド、など) を有しています。 (1joul=10^ 7erg、ε:放射率、σ:ステファン-ボルツマン定数) また、異なるフレームタイムや位置角の画像AVIファイルを、開始フレーム とフレームタイムを設定するだけで同時間軸で表示したりファイル化できる オフラインプレゼンソフト(Pixel Runner G)なども解析結果を表現するのに 便利です。 エレベータホールのネットワークカメラ (温度範囲は、10~30℃で見ているのは駐輪場より暖かいため) ネットワークカメラはレンズや半球ウィンドウ部はガラスなどは熱エネルギー が遮断されて作動中かどうか判別し辛いですがボディ部で判別できます。 今後、サーモセンサのような眼を持ったスペックの方が、見ても判らなくする には、ボディ部もガラスや赤外線遮断樹脂で商品化すると良いでしょう。 蛍光灯(左)とLEDライト(右) 蛍光灯は熱を光に変換する原理となっているので、電極やその発行面 全体から熱エネルギーを発していることが表面温度の差として観測 できます。(20~50℃共通の温度幅で観測しています) LEDライトは、電力のエコ対策(太陽光発電同様)として長い目で見た形で ・40%以上のコスト節減 ・40,000時間の3倍以上の長寿命 また表面温度も蛍光灯は40~80℃(電極部)に対してLEDの30~35℃ と安全な照明器具であることが言えます。