4K ワークフローへの移行は急激に行われる訳ではありません。かつて良く使われてきた信号やアーカイブ用の素材を 4K 環境で扱えることが求められています。
AJA が持つ適応力の高いスケーリングアルゴリズムと、業界に広く認められたコンバージョンテクノロジーの組み合わせにより、アップコンバートされた映像は最高の品質を保証します。
FS3 は 3G/HD/SD-SDI から 4K/UHD にアップコンバートし、4 系統の 3G-SDI BNC や 2 系統の BNC、またはオプションのファイバー LC SFP で出力します。また 4 分割 (スクエアディビジョン) と 2SI (2サンプルインターリーブ) の出力フォーマットをサポートしています。
FS3 は SD または HD 解像度の信号を SDI 信号として BNC およびファイバー端子で入力します。4K にアップコンバートされた 4K 信号は 2 通りの BNC 接続とファイバー接続によって、他の外部信号分配器を必要とすることなく複数の機器へ出力されます。
また FS3 はルーピングのリファレンス入力によって、使用環境のリファレンス信号を確実にロックします。
※ ファイバーの入出力端子はオプションです。
FS3 は 他のコンバート製品と同様に AJA の変換技術が採用されており、既存の素材を最高画質の 4K へ変換する事が可能です。
FS3 のファイバー I/O オプションを使用することにより、SDI 変換用のファイバーを別途用意することなく、最長 10 km のファイバーケーブルを直接 FS3 に接続できます。
オプションのファイバー入出力は多波長の CWDM SFP から選択できるため、単一のファイバー接続よりも高度な信号の多重化が可能です。
・デュアル TX 1591/1611
FS3 はネットワーク環境で使用でき、SNMP モニタリングと Web ベースのリモートコントロールに対応しています。10/100/1000MB の内蔵 Ethernet ポートにより、あらゆる Ethernet ネットワークに接続できるため、接続したコンピューターの Web ブラウザから複数の FS 機器を制御および設定できます。設定情報は保存して複数の機器に適用できるため、大規模な導入環境においても一貫性を保ち、迅速に設定を行うことができま す。
また、使用環境の既存のオートメーションと円滑に統合するため、FS3 はさまざまな機能をトリガーする外部 GPI コマンドを受け入れます。
FS3 は放送エンジニアリングの要求に応えられる信頼性の高いソリューションを提供すると同時に、最大限の柔軟性を発揮するように設計されています。
更にデュアル冗長化電源も搭載されているため、電源に障害が発生した場合でも使用し続けることが可能です。
コンポーネントアナログ入力は YCbCr 4:2:2 ピクセルフォーマットに対応し、SMPTE または Betacam レベルに構成可能。コンポジット入力が使用されている場合、コンポーネント入力は使用不可。
1 | GND | 9 | GPI OUT 2 |
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2 | GPI IN 1 | 10 | GPI I/O GND 3 |
3 | GPI IN 2 | 11 | GPI I/O GND 4 |
4 | GPI IN 3 | 12 | GPI OUT 3 |
5 | GPI I/O GND 1 | 13 | GPI OUT 4 |
6 | GPI I/O GND 2 | 14 | NC |
7 | GPI IN 4 | 15 | GND |
8 | GPI OUT 1 |