今回のクライアントのご要望は会場のカメラ映像を配信するほか「通訳音声も同時に配信したい」との事で2系統で対応となりました。機材は運用面で収録・配信混乱が生じないよう同じ機器で構成しました。本案件ではエンコーダにAJAの「HELO」を採用しました(弊社取扱製品)。HELOは配信設定のみでなくUSBフラッシュドライブやSDカードにH.264記録する事も可能です。
会場の調整室に出張しライブプロダクションスイッチャーの映像を配信しました(スイッチャー担当も当方手配)。配信機能を備えたスイッチャーも販売されていますが収録・配信に要求されるコンテンツが全て同じとは限りません。例えばイベント開始前の案内に関する情報はYouTubeでは必要ないかもしれません。今回の現場では中継・収録系と配信系に分散して処理しています。
YouTubeライブのみに使用する映像素材があるため別途スイッチャーを設けました。音声も配信向けに調整が可能です。ライブ配信は映像ばかりに注目されがちです、会場拡声と配信に適したオペレーションはそれぞれ異なります。
YouTubeライブ配信はアマチュアの方にとっても身近な発信ツールとなっていますが、放送映像機器を取り扱う我々は質を重視した配信を常に意識しています。先ずはお問い合わせください。